元男子ラグビーセブンズ日本代表S&Cコーチ髙田氏によるストレングスおよびムーブメントトレーニング




2026年度初回となIPUスポーツ科学センター トレーナーセミナーでは、胎内ディアーズ アスレティックパフォーマンスコーディネーターの髙田美弦氏をお迎えし、ウエイトトレーニング・ムーブメントの実技指導と講演をしていただきました。
ウエイトトレーニングの実技
髙田さんは、ラグビーやアメリカンフットボールなどのコンタクトスポーツを多く指導されています。指導の軸は「トレーニングと競技力を一緒に考える」ことで、ただ筋力をつけるのではなく、競技で使える動きを鍛えていくという考え方です。ウエイトトレーニングでは、その土台となる垂直方向・地面を押す力を高めることを重視しているとのことでした。
また、体の部位ごとに役割を持たせて指導されていることも教えていただきました。下半身は地面を押す力、体幹部は下半身の力を上半身に伝える役割、上半身は押す・引く役割を担います。
実技では、髙田さんが普段、社会人選手や大学アスリートに行っているセッションを、ウォーミングアップから下半身のウエイトトレーニングを中心に指導していただきました。学生たちは初めて行う種目が多く、苦戦しながらも一生懸命に取り組んでいました。
講演とムーブメントトレーニング
講演では、髙田さんのこれまでのキャリアと、ムーブメントトレーニングの考え方についてお話しいただきました。
髙田さんは学生時代から複数のチームの指導に携わっておられ、現在は社会人チームと大学チームを中心に、5チームを指導されています。キャリアを重ねる中で、師と仰ぐ方々から多くのことを学んでこられたそうです。多くの師を持ち、さまざまな方から学ぶことで、自分だけの考え方や指導方法が築かれていくため、幅広く学ぶ姿勢が大切だとおっしゃっていました。
ムーブメントトレーニングでは、ウエイトトレーニングで高めた縦方向の力を、前後左右などさまざまな方向に発揮できるよう指導されているとのことでした。フィールドでは、横方向へ素早く動くためのトレーニングを教えていただき、学生たちはウエイトトレーニングをムーブメントトレーニングにつなげる方法への理解を深めました。初めての動きが多く、苦戦しながらも懸命に取り組む姿が見られました。
講演終了後も多くの学生が残って質問し、髙田さんに丁寧に答えていただきました。
<参加者の声>
”パフォーマンスを発揮するために、動作の一つ一つを分析にしてどの方向に力が働くのかなど考えることが大事だとわかりました。
また他の人のキャリアと比べるのではなく、自分の過程として今を大切にして過ごしたいと思いました。”
“スプリントもアジリティもスクワットなどウエイトから繋げて考えることでトレーニングに対しての理解が深まった。選手にも実際の動作から逆算させてイメージしやすいようにトレーニングを処方したい。”